工場において、適切な換気扇を導入することは労働環境や生産性の向上につながります。
さまざまな種類があるため、どれを導入すると良いかご存じない方もいるでしょう。
この記事では、工場につける換気扇の種類について解説します。

▼工場につける換気扇の種類
■局所換気
局所換気は、特定の作業場所や機器周辺に換気扇を設置し、その周囲の空気を排気する方法です。
作業者の呼吸する空気をすばやく排気し、有害物質や熱などを排出することで、効果的な換気を行います。
全体的な換気には向いてませんが、一部分だけ効率的に換気を行いたい場合にはおすすめです。
■プッシュプル換気
プッシュプル換気は、工場内の空気を外部へ排出するために、吹き出し口から外部の空気を噴出させます。
そして、吸い込み口の方へ有害物質を送りこみ、効率的に排出する換気方法です。
■置換換気
置換換気は、空気の温度差を利用して行う換気方法です。
通常、冷たい空気は下に沈み、温かい空気は上にあがります。
熱のこもった有害な空気を換気したい場合は、低い温度の空気を送り込むことで効果的に排気が可能です。
工場全体の換気を効率的に行いたい場合には、置換換気が適しています。
■希釈換気
希釈換気は、外部から新鮮な空気を工場内に取り入れ、有害な空気を希釈する方法です。
工場全体の空気を効率的に入れ替えられるため、全体換気と呼ばれることもあります。

▼まとめ
工場の換気扇の種類には、局所換気・プッシュプル換気・置換換気・希釈換気などがあります。
それぞれ特性があるため、状況に応じて適切な方法を選択することが大切です。
栃木の『株式会社 大向電設 』では、さまざまな電気工事を行っています。
工場の換気扇も取り付け可能ですので、いつでもご相談ください。